ジュエリーを楽しむために大切にしているのは
柔軟性を持つことと私らしくいられること
ジュエリーは小さな範囲のものなので、体型を選ぶ洋服と違って、感覚でコーディネートできる楽しさがあると思うんですよね。ミニマムに、控えめに、トゥーマッチにならないようにと考えがちですが、盛り上げるところは盛り上げて強弱をつけたり、ルールに縛られず柔軟に身につけられるとても面白い世界なんです。私はスタイリストという仕事をしている中で、自分の“スタイル”を大切にしています。その日身につけたいジュエリーを選ぶとき、私らしくいられるかを一番考えているかもしれません。今回のインドでは、滞在中にパールのネックレスをコーディネートしました。一見インドでパールはあまりイメージがつかないかもしれませんが、柔軟性と自分らしさのふたつの意識をいつも持っているからこそ、自然と選んでいたのだと思います。また、新たなジュエリーと出合う場面でも、自分にフィットするものを選びたいので、ゴージャスやモダンといった制限にとらわれずにインスピレーションを大事にしています。