5th anniversary special on the theme of the Iseshima sea
ARTIDA OUDがブランドローンチ時より大切にしてきたアコヤ真珠が育まれる、日本有数のリアス海岸に大小600もの島々が浮かぶ、美しき伊勢志摩の海。
その豊かな恵みとともに、人々は悠久の時を紡いできました。
デザイナー/ジュエリーアーティストの本多沙映は、ARTIDA OUDを通じて、そんな伊勢志摩の歴史や文化、女性の生き方に魅せられたひとりです。 何度もこの地を訪れリサーチを重ねるなかで、彼女は3つの「祈り」のストーリーに出合いました。
女性、真珠、そして未来。
それぞれの「祈り」にまつわる物語を、彼女のイマジネーションのフープで数珠つなぎにし、3つのジュエリーチャームがうみだされました。
“海の祈りの物語を身につける”
そんなコンセプトで生まれた限定のアイテムチャーム。いにしえから未来へと続く祈りの物語と、そのインスピレーションを持ったチャームは、きっとあなたの内なる力となるでしょう。
さらに、アイテムの背景となったこの地が織りなす祈りの物語を、3つのインタビューにまとめました。
女性たちの祈り
3千年とも言われる伊勢志摩の海女の歴史。現在でも750人ほどの海女が漁を行っているとされています。「潜き下り」と呼ばれる海女たちの神事を訪ねて目にしたのは、彼女たちのカラフルでプレイフルな祈りの風景。海を生きる女性たちの姿は、海にも増して美しいものでした。
真珠たちの祈り
真珠養殖発祥の地として知られる伊勢志摩ですが、後継者不足や気候変動などの影響で、産業の持続性が問われています。海が育む宝石、真珠。その魅力とこれからについて、今回の新作や“philia”シリーズの真珠を手がけるヤシマ真珠五代目の山本行太さん、佐藤養殖の佐藤珠樹さんにお話を聞きました。
未来への祈り
複雑に入り組んだ伊勢志摩の入江は、豊かな海を育む一方、漂着した海洋ごみの滞留がひとつの課題となっています。「海は美しい」。そのあたりまえを次世代へつなぐため、自分の手で工作機械を作り、地域の海洋プラスチックを回収、再資源化を始めた人がいます。今やその処理能力は年間100トンを超えました。REMARE代表、間瀬雅介さんが次に目指す未来とは?
Collaboration
Items
ARTIDA OUDのブランド5周年を祝うスペシャルアイテムとして、 3つのチャームが誕生。ゆかりの深い伊勢志摩の「祈り」をテーマに、 「seman」「doman」「behind the sphere」の3種類を制作。個数限定のみのリミテッドアイテムです。
Art Pieces
プラスチックゴミと自然物が熱によって溶け固まり生成された石「プラスティグロメレート」に着想を得て制作した本多氏のライフワーク的作品「Everybody Needs a Rock」。伊勢志摩の海で拾ったプラスチックゴミを使用し、特別に5点の作品を制作いただきました。過日、2023年に6月21日(水)~27日(火)開催された、ARTIDA OUDの伊勢丹POP UP SHOP、および2023年7月の渋谷区松濤の店舗「THE ANOTHER MUSEUM」にて展示・販売が行われました。
Collaborator
デザイナー / ジュエリーアーティスト。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師。既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵されている。
Iseshima Pearl
Jewelry Collection
“philia”
ARTIDA OUDではローンチ当初より、アコヤ真珠の生産者の佐藤さんと直接取引を行うことで、生産者の方にもお客様にも利益を還元できるような新たな取り組みをしてきました。今回、改めて私たちの大切にしてきたかけがえのない伊勢志摩のアコヤパールの尊さ、そして歴史あるこの地の抱える願いや問題を提唱することで、美しい自然や伝統の大切さを伝えたい、という想いを込めています。たくさんのストーリーを心に感じて、アコヤパールを身に着けていただけますように。